遺伝子検査キットを使ってみたきっかけとしては、子供の誕生でした。

私は祖先をどれだけ遡ってもおそらくアジア系(そしておそらく日本人)という、典型的な日本生まれの日本育ちであり、そんな私が外国人の夫と結婚し生まれた子供はどんなDNAを持っているのか?ということに興味を持ったのがキッカケでした。

夫の家族も親の代でアメリカに移民していますが、知る限りは表面上知る限りは

「イングランド系とスコットランドとアイルランド、そしてデンマークが混ざり合っている。家系図なんてものはもちろんないので、ちょっとやってみたい」

ということで、当時オーストラリアにいた自分たちは、イースターホリデーのセールで安くなっていたAncestry(セールがホリデーに合わせてちょこちょことあります。購入金額は送料込みで日本円の感覚で1万4千円程度だった気がします)という遺伝子キットをつかって生まれて2歳の娘の唾液を採取し、祖先を辿ってみることにしました。

まず、自分のアカウントを作成して検査をする人のデータなどを入れる必要がありやや面倒くさかったのですが、しばらく経って届いたキットは両てのひらに乗るくらい。

136gと軽いもので、文庫本より少し大きなサイズでした。

中には唾液を採取するキットと、採取した唾液を混ぜる青い液体(これを密封して検査場に送る。私たちの場合はアイルランドでした)が入っていました。

唾液を採取する前の30分間は何も食べても飲んでもダメだったので、少し食べ物のカスでも入ったのでしょうか?我が家の場合は3回やり直しということで、検査不可となりました。(毎回検査が不可能になった時は申請すると新しいキットを送ってくれる。)

4度目の正直で、検査ができた時は感動すらしましたが、結局やはり私はアジアと韓国中国のあたりにルーツを持つ人間であり、夫はイングランドとバルト3国のどこかのDNAが混じっていたようで、子供の検査結果にばっちりと出たので「あぁ、まぁ知っていたけど…」とがっかりしたような、やっぱりな?というような気持ちになりました。

子供が将来アイデンティティーで悩んでしまう場合があるかもしれないので、その場合はこれを見せて、ルーツの説明をしてあげよう、という気持ちになりました。

もう少しお金を出せばさらに詳しい精度の高い結果が出てくるらしいのですが、ザッと自分の根っこを知るという点では安い方で良いと思います。

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